《米朝一門会 長唄『五郎時致』の稽古》
2019.12.04
新春恒例のサンケイホールブリーゼでの「米朝一門会」が近づいてまいりました。
今回は冒頭、長唄演奏で始めることにしました。曲目は正月に相応しく『五郎時致(ごろうときむね)』。唄も鳴り物も米朝一門の噺家が勤めます。三味線は寄席囃子のおねえさま方にお願いしましたが、そこへ何故か私の弟子の米輝が加わります。
長唄指導は今藤政之祐さんに仰ぎました。政之祐さんは月亭八方さんの娘婿にあたります。大きな意味での米朝一門(^^;
西天満四丁目にある北新地芸妓稽古場をお借りして、只今、稽古の真っ最中!
唄……桂文之助、桂米輔、桂吉弥 桂歌之助
三味線……大川貴子、豊田公美子、桂米輝、浅野美希
笛……桂あさ吉
大鼓……桂米左
小鼓……桂米二
太鼓……桂佐ん吉
狂言方……桂しん吉
政之祐さんの指導方法はとても分かりやすくて、ためになります。「曽我五郎は18歳の血気盛んな若武者であること」「上品に歌うために、言葉の冒頭以外の濁音は鼻濁音にすること」「例えば、十八年という歌詞は、じゅうはちねんではなく、じうはちねんと歌いましょう」などなど、学びになる箇所がいっぱいあります。
また、米左くんは今は亡き望月太津八郎師匠から太八三という名前を戴いたほどの鳴り物の名手ゆえ、周りの面倒をみてもらっています。
ホームページの公式動画サイトに稽古風景の一部を動画で立ち上げましたので、よろしかったらご覧あれ☆
★動画★
サンケイホールブリーゼでの「新春吉例 米朝一門会」は来年の1月2日と3日、両日とも午後2時開演です。長唄と落語で共に新年を寿ぎましょう!
🍀米團治🍀