《「米朝まつり」、盛況のうちに閉幕!》
8月19日(水)に朝日生命ホールで始まった「米朝まつり」も、30日(日)のサンケイホールブリーゼでの四回公演をもちまして、めでたく終了しました。この期間、天満天神繁昌亭や豊中市立文化芸術センターや姫路市文化センターなど、各所から桂米朝五年祭に対するさまざまなご協力を賜り、大いに盛り上がりました。
沢山の方々に桂米朝の「魂」を感じていただくことができたのではないかと思っております。最後のサンケイホールブリーゼでは、会場へお越し下さったお客様に加え、リモート配信によるお客様を募り、謂わばハイブリッドの落語会を実現させました。コロナ禍の時代をどう生きるか…。そのヒントを得たような気が致します。
また、今回は米朝事務所の代表として(赤穂浪士の数と同じ)47人居る所属の噺家全員を「米朝まつり」の舞台に登場させました。これも「米朝が生きていたら、必ずそうしたであろう」との思いからです。出演者の人数が増えれば、それだけ経費が嵩む。でも、今回は敢えてそれを断行した次第です。
想定外だったのは、前売券発売の頃から広がり出した新型コロナウイルスの第二波でした。えっ、早過ぎるよ! チケットの売れ行きがピタッと止まってしまった時、ゲスト出演を依頼していた諸先輩からの励ましが私の心の支えとなりました。月亭八方さん、三遊亭円楽さん、笑福亭鶴瓶さん、柳亭市馬さん、立川談春さん。本当にありがとうございました。そうそう、特筆すべきは、さだまさしさん! 落語会への出演がおありでないのにも拘らず、ご自身の番組で「米朝まつり」の宣伝をしてくださり、動画による応援メッセージまでお送りいただいたのです。心より感謝申し上げます。
多くの方々のご支援のもと「米朝まつり」を無事に終え、新たな一歩を踏み出しました。今月は第二弾「動楽亭リモート寄席」がございます。
【https://kamigatarakugo.jp/rakugokai/12533/】
皆様のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
米團治